創る人×raytrek インタビュー

映像制作

映像作家 ZUMI、クリエイターPC「raytrek」を試す

映像作家 ZUMI、クリエイターPC「raytrek」を試す

映像の制作は、当たり前だが撮影だけして終了、というわけではない。
その後の編集作業を始めとするポストプロダクションと言われる作業が必要となる。
そのときに大切になってくるのがPCの実力だ。
ここではクリエイターのためのPC「raytrek」を気鋭の映像監督 ZUMIに使ってもらい、その使用感を聞いた。


ZUMIは、MVを中心とした映像制作で活躍するフリーランスの若手映像ディレクターだ。
実写をベースとしながらも、3DCG、モーショングラフィックス、手書きアニメーションなど、さまざまな表現手法を取り入れた作風が印象的だが、彼は編集や加工といった実作業の多くの部分を自分で行ってしまうこともあるという。

そのため、レンダリングや3DCGといった作業となるとPCへ掛かる負荷も大きく、現在はメインマシンとしてApple製品では最高峰のマシン「Mac Pro」を使用しているそうだ。

――必要なスペックを低価格で手にする

しかし、ツールによってはMac Proでも思っていたようなパフォーマンスを発揮できない場面もあるという。
「特に一番使用時間が長いAdobe After Effects CCでは、このマシンでも作業がサクサクといかないことがあるんです。何にお金を掛ければそこが解消されるのか分からない部分もありますね」

Mac Proは最低でも30万円以上の価格帯となり、そこから更にCPU、メモリ、SSDなどといったカスタマイズを加えると、必要な費用は更に増す。また、Macではある程度モデルの選択肢も限定されることだろう。
こうしたときに検討したいのがWindows搭載機で、自分の用途に適したマシンを検討できる選択肢の幅が広く、さらにコストも抑えることが可能となる。
また、作業内容によってはWindowsの方が相性が良い場合もあり、作業分担させる目的でWindowsを買い足すといった検討もできる。
そこで、今回はサードウェーブデジノスが販売する、OSにWindows 10を搭載したPC「raytrek」をZUMIに試してもらった。raytrekは、例えば写真編集向けや映像制作向けなど、購入者の用途に合わせたベースモデルを選択し、好みの仕様にカスタマイズできるBTO(Build To Orderの略、「受注生産」を意味する)タイプのクリエイター向けPCブランド。
Web上でのスペック選択の手順もクリエイター仕様で、PC初心者から上級者まで、さまざまな立場のクリエイターがスムーズに検討できるのもうれしいところ。
今回、ZUMIはその中でも3DCGに適したマシンとして「raytrek LT M2」をベースモデルに選択。さらに、メモリを通常の16GBから32GBへ、SSDを250GBから480GBへと、カスタマイズを施した。
「3DCGを中心に、よりWindowsに特化した作業をこのマシンでやりたいと思って選びました。メモリはやはり32GBはあると長期的にも安心して使えますね」

――プロの制作環境にも対応できるマシン

実際に、raytrek LT M2で普段の制作作業を再現してもらったところ、「Adobe Premiere Pro CCでは、Mac Proで行っていた編集フローがそのまま実現できました。動作も軽く安定感もあるので、MVのように素材が数十レイヤーにわたる映像の編集もスムーズに行えます。After Effectsは、作業途中のプレビューのレスポンスが肝心です。エフェクトを多重に重ねたタイムラインや、3Dレイヤーを用いた編集のように、マシンに負荷の掛かるプロジェクトはその分プレビューにも時間もかかるのですが、raytrekでの作業は比較的安定しており快適に行えました。案件が大きくなってくると、作業一つ一つにかけられる時間が少なくなってくるので、限られた時間内で何度トライ&エラーを繰り返せるかが、クオリティーを上げるための肝なんです。20万円前後で普段の Mac Proでの制作環境と同等以上の環境が実現できるのもすごい」と、その使用感への満足度も高いようだ。
ZUMIのように自分の手で本格的な映像制作を始めたい方にとって、本当に必要なマシンの選択は最重要項目。作りたいものに見合ったスペックが現実的な価格帯で実現できるraytrekをメインのマシンとして、または Macとの分担用など、ぜひ検討してみてほしい。

raytrek LT M2は、こちらから
http://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_prime/4/64/5934/0/
ZUMI[ズミ]氏
ZUMI[ズミ]
1987年 生まれ。広島県出身。フリーランスの映像監督として、ポップカルチャー/エンターテインメントにおける文脈から、独自のスタイルでMVやコマーシャルの監督・演出を行う。2012年、自身のクリエイティブスタジオ「ドリームフィルムズ Z-CUP」を設立。
月刊「MdN」2016年10月号より転載
取材・文 MdN編集部
写真 谷本 夏[studio track72]
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